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桑原隲蔵 支那の宦官

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桑原隲蔵 支那の宦官


           韓国ドラマの時代劇で、主人公が自ら自分の「ち○こ」を切り、王宮に宦官として就職します。ドラマの中でも痛そうでした。ズボンのチャックで挟んでも飛び上がるほど痛いのですから、切断するとなるとこれは想像を絶するでしょう。麻酔もなく切るのですから、見ていても、自分のアソコがちじみ上がる思いです。この本によりますと、去勢をすると、「マホメット教国における経験によると、割勢者の約半数以上は死亡」するということです。中国の明時代では、「苗童を割勢した場合、五分の一以上の死亡者」がでたということです。また中国では死刑の刑罰を受けたものを、「ち○こ」を切ることで、刑を減免し、王宮で宦官として使っていました。同時に就職難から自らの「ち○こ」を切り、宦官になろうとする人も多くいたということです。このような風習が日本に入ってこなかったことが幸いです。桑原隲蔵も「
Stentは東洋諸国にしかく普通である宦官の制度が、西洋方面に余り流行せなかったのは、全くキリスト教のお陰であると、提燈を點けているが、わが国などは何ら宗教の力を持たずに、よくこの蛮風に感染せなかったので、一層誇負するに足ると思う。之についても私共は、わが国の当時の先輩の思慮分別に充分感謝せなければならぬ」と言っています。全く私も同感です。今それが不必要になったといっても、あるとないとでは男としてのアイデンティティに雲泥の差をもたらします。たとえ宦官として権勢や贅沢な生活が得られようとも、決して「ち○こ」を切るとは思いもしません。

また宦官は中国に於いて政治的混乱を巻き起こす張本人です。皇帝にへばりついて上奏を取り次ぐのですから、宦官に賄賂を出さないといい加減にされます。皇帝が地方巡幸をした際、そこの県令が宦官に少ししか賄賂を出さないものですから、県令が皇帝のために用意した晩餐会の料理に大量の塩を入れられ、皇帝の不興をこうむっています。要は「ち○こ」ない男は、陰湿ないじめが大好きな人間になる可能性が強い。しかし例外の人もいるにはいます。紙を発明した東漢の蔡倫、アフリカまで大艦隊を引き連れて行った鄭和なども宦官ですが、このような宦官は少ない。

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