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猿田明彦 裏社会交渉人

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猿田明彦 裏社会交渉人


              兵庫県警の捜査4課(暴力団)の経験を生かし、探偵業、彼に言わせると、「危機管理コンサルタント」をやっています。前にあったように、溝口の書いた警察のキャリアがパチンコ業界に天下りをして、何も仕事をしないで、毎日散歩や屈伸運動して、高い俸禄を食んだ者と違って、猿田明彦は暴力団に殴られたり、穴に埋められそうになったりして、身を挺して、カネを儲けています。1948年生まれ、65歳、そろそろ現場がきつくなる年頃です。いくらラグビーで体を鍛えたとはいえ、俊敏性はなくなっているでしょう。そのかわり、どのような状況に置かれても言葉を使って脅したりすかしたりして自分に有利な方向に向かわせるようなノウハウを身につけているようです。同時に人脈を豊富にし、これこれの問題に対してこれこれの人物に相談すべしという人間関係相関図がきっちり頭に入っていて、瞬時にそのファイルが取り出せるようになっているようです。

暴力団担当の刑事は暴力団以上に暴力団の組員に見られるということですがまさしく猿田明彦もその通りだそうです。猿田明彦が現役の頃暴力団との関係は情報をやり取りする「いい関係」だったのでしょう。いまでは暴対法の強化で、暴力団がマフィア化し、犯罪が潜在化しつつあると猿田明彦は嘆いています。ヒットマンも外人を雇い、犯行を終えるとその日のうちに国外に逃がしてしまうそうです。だから検挙が年々難しくなってきているようです。おまけに犯罪の素人がいろいろ学習して、暴力団以上に怪しい仕事をし、世間を騒がしています。一見平和そうな日本も裏を改して見れば、非常に危うい状態になっていることでしょう。

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