忍者ブログ

読書

無題


     進歩的文化人というのが、神谷丹路のスタンスです。日本がかつて韓国(朝鮮)を植民地支配したということに対して、贖罪の気持ちを持っています。韓国のどの地に行っても、彼女は日本が韓国に対して悪行を行なった痕跡を見出しています。いいことをした日本人もいますが、それは少数で、大方は威張り腐って朝鮮人を痛めつけた人が多いようです。日清日露戦争に勝って、一攫千金を目指し朝鮮に渡った日本人の概容を見ると、余り好ましい人物はいないようです。山師、淫売関係者、刑期開けの者、・・・。そうでなくても日本では生活が破綻した貧乏人も多く朝鮮に渡りました。アメリカでは日本人の移民を禁止し、その流れが大挙して朝鮮に渡りました。たとえ日本では貧民であっても、朝鮮では一等国の国民で、二等国の朝鮮人とは違うという意識を持っていたかもしれません。もし私が当時の人間であり、日本で食い詰めて、朝鮮に渡ったとすると、これ見よがしに威張りちらして、はなはだ素行の悪い人間になったかもしれません。ただただそういう状況でなかったことに感謝する以外ありません。

言葉選びに躊躇するのですが、当時の世界の潮流は先進国が後進国を食い物にする時代だったのです。日本が朝鮮に行かなければロシアが朝鮮を植民地にしていたでしょう。日本よりはロシアのほうがいいと考えたのは、高宗の皇后・閔妃でしたが、終戦当時のロシア軍の行動を見ると、ツアー圧政下の朝鮮では朝鮮人の女性たちの悲鳴が聞こえてきそうです。有無を言わせず押さえつけるのですから、たまったものではありません。これも言葉選びに慎重にならざるを得ませんが、たとえ日本の軍隊が慰安婦を利用したとしても、一応金のやり取りがあり、それなりに応諾が存在したということになり、ロシアのように非文明的なものではなかったといえるのではないか思うのですが、それでも韓国では日本人女だからそうしたのであって、韓国女にはロシアも礼儀正しく振舞うだろうというでしょう。いずれにしても朝鮮半島問題はパレスチナ問題と同等に解決不能な問題といえるでしょう。1000年も経っても怨念が晴れぬというのですから、諦めるしかありません。果たして1000年も日本や韓国があるかが問題です。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R