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K・ラウスティアラ C・スプリングマン パクリ経済 コピーはイノベーションを刺激する

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K・ラウスティアラ C・スプリングマン パクリ経済 コピーはイノベーションを刺激する


    今アメリカと中国で知的財産権について争っていますが、かつて日本もアメリカをパックって大儲けした時がありました。真似ることで改良が進み、技術的に大いに進歩した時期でもあります。今の日本は法令遵守で、知的保有権の不可侵と上品じみたことを言っていますが、それによって日本が停滞しているのではないでしょうか。本の著作権や特許も何十年もその特権を与えるということは、その会社だけを儲けさせるだけで、かえって文明の進歩を遅らしているだけです。まさしくこの本もそういうことを言っています。ファッション、料理、コメディアン、音楽などを取上げ、これらは自由にコピーすることによってますます創造性が高まっていくという事例を多く出しています。シェイクスピアの戯曲のアイディアはかつてあったものです。ウィンドウズは相変わらずソースを秘密にしていますが、かつてウィンドウズが出した百科辞典の
CDがみんなでつくったウィキペディアに駆逐されたように、やがてオープンソースのOSに乗って変わられるでしょう。

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