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P・シーブライド 殺人ザルはいかにして経済に目覚めたのか?

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P・シーブライド 殺人ザルはいかにして経済に目覚めたのか?


        ライオンは自分の種でない子供を食い殺しています。人間も連れ子をいじめたり、殺したりする男や女がいます。哺乳類の習性なのでしょう。人間社会ではそのようなことは少なくなっているとはいえ、やはり時たま新聞種になります。自分の遺伝子が入った子供さえ殺した父親がいました。チンパンジーにも劣る男だと思いました。チンパンジーも他の集団の、大人でも子供でも容赦しませんが、自分の属する集団の子供にはそのようなことはしないでしょう。

農業が始まり定住生活をすると、仲間との和を保つために追従笑いが発達します。収穫した小麦の保管場所から、銀行という概念も誕生してきます。相手の富を、殺人を犯してまでも、収奪しても効果は一時的なもので、長く安定した生活をするためにはみなが仲良くあることが必要だとわかります。狩猟者集団に対抗するためにも仲間は結束が必要です。このようなことを何世代も続けていくと、コーヒー店でコーヒーを飲んで、カネを払いたくないためにウェイターを殺して逃げるという考え方はあとかたもなくなっています。人間とチンパンジーが最も違うところは、経済があるかないかです。

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