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Persi Diaconis Ron Graham 数学で織りなすカードマジックのからくり

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Persi Diaconis Ron Graham 数学で織りなすカードマジックのからくり


      デブライン系列とか、ギルブレスの原理、マンデルブロー集合といわれても何かなんだかさっぱりわかりません。カードマジックでは一定の法則でセットされたディックをよく使います。たとえば簡単なものでは、3差ことにクラブ、ハート、スペード、ダイヤと重ねたディックがあり、カットしたところから相手に選ばさしたカードを、ディックの底を見ることによって、そのカードをあてるというマジックがあります。何度カットしても、カードの並び法則は消えないので、何度でもカードを当てることができます。カードの名人になると、4枚のエースをディックの上に重ねておき、フリルシャッフルするごとに、その4枚のエースを特定の箇所にセットできることが出来ます。そうしておいて、カードを配れば、マジシャンのところにだけ、エースが集まってくるようなことも出来ます。このような技術はいかさま賭博にも使えますし、マジックにも使えることになります。人生楽しく過ごすためにはマジックで使ったほうが断然いいでしょう。いかさまなどをしてはトラブルのもとです。エースが一度に4枚集まるという確率は何万年に一回あるかないかでしょう。それが度々出るようではいかさまというのがすぐわかります。

数学やマジックの本を出しているマーチン・ガードナーは本来は哲学の先生だと、この本で知りました。

「マーチン・ガードナーは、何十人もの無邪気な子供を数学の教授に変え、何千人もの数学の教授を無邪気な子供に変えた」

なかなかいい文句です。マーチン・ガードナーは、ある若者のハーバード大学の入学の推薦文を書いています。

「私は数学についてはそれほどわかっていないが、この若者がこの10年間で最高のカード・トリックを二つも考案したしたことはわかる。彼には進学する機会が与えるべきだ」

これによって若者は入学でき後にハーバード大学の教授になっています。

暗記中心の日本の大学入試では、現況の日本の行き詰まった状態を打破できるような人材は育たないのかもしれません。ある程度は基礎は必要でしょうけど、それ以上に物事を新しく見る力とか、新しい発想が出来る人間が今からは是非とも必要です。

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