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安倍元首相の殺害が2022年の7月にあって、この本の出版が三か月後の10月である。タイムリーな本である。このことがあって書いたのか、前々から書いていたのかわからないが、島田裕已はジャーナリスティックの才能も持ち合わせているのであろう。キリスト教もイスラム教も日本の創価学会も韓国の統一教会も壮麗な建物を建てている。みな信者からの献金だ。パスカルの賭けで神がいると思うほうがいないと思うより、配当がいいと計算式で、信者たちの魂の救済は、教祖が鎮座する壮大な建物を作ることに参与したということで、なされているのであろう。でも最近は欧米列国のキリスト教信者は少なくなり、日本の創価学会の活動も顰蹙をかうほどのものではなくなっている。唯一韓国の統一教会だけが相も変わらず日本の信者から巨額の献金を受けている。借金をしてまでも韓国の教祖の家族を富まさせる必要があるのか。もともとこの教祖はハレム愛好者の助平だったのだが、反共をかがげ、そのため韓国の諜報機関が入り、その関連から日本の政治家と結びついたという、いわくがある。これと同じようなきな臭いことはバチカンでも起こっている。バチカンの銀行の頭取がイギリスの橋の下で殺されているのが見つかった。マフィアの仕業である。この頭取はローマ法王に対して今度はあなたが私を助けてくれる番だと書いている。カネがふんだんにあるところには、ヤクザが入り込むのは間違いない。
著者は歌舞伎愛好家である。最近歌舞伎界の事件もこのタイトルと意図せずに関連するようである。市川猿之助の父市川段四郎とその妻が薬物を飲んで死に、猿之助も薬物を飲んでいたが、助かった。父の段四郎は10年前から寝たきりだそうで妻や猿之助が介護をしていたのであろう。死んで生まれ変わろうと猿之助は供述している。ピンコロリと死ねば問題はないのだが、10年も介護するとなると周りは疲れ果てる。私は今のところ何とか一人で生活しているが、いつ何時倒れて寝たきりになるかもしれない。そう思うと不安でたまらない。
この本で一番感動したのはハサミムシの話だ。ハサミムシの母親は卵を孵化させるために40日間も食べないで卵の世話をし、子供が生まれ出たら、その子供たちに自分の体を食べさせるのです。思わず目が潤みました。どうも生物界は子が生まれると親は速やかにいなくなるのが通常のようです。人間のように寝たきりになっても何年も生きるのは規則に反するような気がします。
韓国の釜山の漁業市場に行ったとき、40センチ大のエイが多く並んでいました。韓国ではこれを甕などに入れて発酵させ、それを刺身として食べるのだそうです。アンモニア臭がして臭くて普通の人は食えません。臭い所では台湾や中国の臭豆腐があり、まるで糞便と臭いと一緒だそうです。まだ日本の納豆の匂いのほうは可愛いものです。モンゴルでは羊の脳みそを食べます。ねっとりとクルーミーな味がするといっています。写真を見ると、白子であると思えばそう思えますが、まさしく人間の脳みそを小さくしたものと一緒です。インドネシアでは牛の鼻の串焼きがあります。獣臭くて食いにくそうです。ハノイでは卵コーヒーなるものがあります。見た目、まるでエスプレッソのような感じです。ラオスではコウロギやカブトムシが食料になっています。コオロギなどエビのから揚げと同じ味がするといっています。リスの丸焼きの写真ものっています。日本人は我々と同類の哺乳類の姿焼きにはたじろぎますが、魚類であるアジの塩焼きにはよだれがこぼれます。いい加減なものです。ブラジルにはペキーという果物があって、食べ方を知らずに食べたら、舌にその果物の種の棘が一杯ささって、ピンセットで抜くはめになったそうです。臭い食品で最後にニュージーランドのマーマイト、ビールの酒粕を原料したものでパンなどにつけて食べるものです。大方の日本人は臭くて食べることができません。
松田優作も在日です。芸能界もスポーツ界も在日の人が多くいる。大下英治は在日をユダヤ人と見立てて、ドイッチャーの説明を引用している。
「ユダヤ人は、歴史的に国を追われて流浪を強いられたゆえに、ユダ人としての血の文化と別の国の文化を少なくとも二つか三つは持たざるを得ない。二つの文化を所有することによって、一つの文化しか持たない人よりも優れた感性を磨いていった」
ユダヤ人が世界で一番知能指数が高いそうです。続いて日本人などアジア勢などが続きます。マッカーサーが日本人を見て12歳程度だと嘆いたように、モンゴロイド系は幼形成熟といって大人になっても子供の部分が抜け去らず、絶えず何かを学び取ろうとしています。それだからだんだん知能指数が上がっていくという説もあります。マッカーサーの大人とは自立して次世代を育てるということを言っているのでしょう。敗戦時の日本はアメリカから民主主義を押し付けられ、ちょうどユダヤ人のように二つの文化のはざまで右往左往していたのです。そのところのモタツキをマッカーサーから12歳程度だと指摘されたのでしょう。やがて新しいアメリカ民主主義を取り入れると高度成長時代に向かっていきます。しかし相変わらず幼形成熟民族ですから、プーチンからはアメリカに支配されているので自立した独立国家ではないといわれ、最近若いものは結婚しなくなり、子供を育てる親と役割を敬遠することになり、いつまでもお坊ちゃんお嬢ちゃんとして過ごそうとしているような状況も感じられます。
マヤ文明、アステカ文明、インカ文明と名は知っていますが、我々ははっきりと知っているわけだはありません。ここで整理してみましょう。この手助けには、Bing のチャットを利用しました。それぞれの場所が違います。マヤ文明はメキシコのユカタン半島、アステカはメキシコ盆地、インカ文明は南アメリカのアンデス地帯に広がっていました。年代もマヤ文明は紀元前2000年から1600年、スペインによって滅亡、アステカ文明は1350年から1532年、スペインのコルテスによって滅亡、インカ文明も1533年スペインによって滅亡。たかが300人程度のスペイン人によって何十万人のマヤ文明の人々が滅ぼされたかというと、マヤ文明の戦争の在り方が問題になります。マヤ文明の石作りの建築物に多くの壁画が彫られています。征服した王が捕虜の上に立っている像が多くあります。武器としては石器の矢じりや石器がついた槍で戦うので、何万人が戦ったわけではありません。せいぜい2,3人の位の高い人間を生け捕りにすることが戦争だったのです。生け捕って裸にし、勝利者の王が負けた戦士の髪をつかんでいる図もあります。殺すこともありますが、許されることもあります。要するに自分の強さを表現したがっていたのでしょう。だからスペイン人との戦いでも、石器の粗末な武器で接近を挑んだのです。それも生け捕るために。相手はピストルがあるので、たやすく相手を殺せます。おまけにスペイン人はアメリカ大陸に病原菌を持ち込み、アメリカ大陸では人口が5%まで落ち込んだということです。また植民地政策の分断も利用しています。スペイン人は現地人同士を戦うように仕向けました。