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岸田政権は貯蓄から投資へというスローガンを掲げていて、老後は自己責任で何とかしろと言っています。投資のプロだって大損をするのに、素人が少ない資金で投資をしても儲かるはずがありません。年金制度をしっかりしないといけません。見栄を張って他国に援助金など大盤振る舞いをすべきではありません。借金をしてまでも他国を助けることはありません。自国の財政を立て直し、その後余裕があれば他国を援助しても一向にかまいません。満足に食えない年金では、他国の飢えた人間もかわいそうですが、自国の人間を飢えささないのがまず第一だと思われます。日本で人口が増えないのは、生活が厳しいからです。子供を抱えて生活する世帯が最も苦しい生活を強いられています。ウクライナの難民も日本に来ていますが、今のところお客様扱いで、過ごしていますが、やがて彼らも日本での生活がいかに厳しいものかがわかるでしょう。ベトナムからの出稼ぎ労働者も日本が嫌いになって去っていきます。日本は他国から思いやりの国と思われがっていますが、どうも他国から見るとそんなに優しい人間ではないと思われているようです。日本でお金を使ってくれるお客様であるうちはホスピタリティを発揮しますが、いざカネを稼ごうとすると、岡山の建設会社であったように棒で叩かれて骨折などしています。
銀行の不祥事のことを書いているのかと思いましたが、お役所的な旧態然とした銀行の仕事を批判し、今からの銀行はサービス業であるという自覚をもたないといけないということを書いているのです。ふんぞり返って仕事をしている状況ではないということです。とはいっても大手銀行の社員などまだエリート意識が抜けないのでしょう。大金持ちにはいろいろ便宜を図り、利子だって高めにつけているようです。貧乏人がカネを借りようとすると、何枚もの書類に印鑑と署名を書かせ、挙句の果てに断ったりしています。その理由を開示しないのです。大企業などは銀行を当てにしなくなり、本来はこのような人たちを相手に商売をしないといけないのに、お客に対して横柄な態度を取っているようです。そのくせこれら貧乏人を相手に姑息に手数料をとったりしています。銀行が推奨する投資信託など、お客は損をするだけで銀行が手数料で儲けているだけです。ATMでの手数料もバカにならない儲けを得ているでしょう。自分のカネを引き出すのに、手数料がいるとは!この機械の維持費が結構かかるのだと言っても、ほんとかなと思います。そのうち銀行はなくなという人もいます。斜陽産業になっているのでしょうか?
2008年前後のリーマンショックの時の、FRBのバーナンキ議長、ECBノトリシェ総裁、イングランド銀行のキング総裁の活躍を描いた本です。低所得者層の住宅購入の債権をミックスして売り出し、それが焦げ付いて世界中が大騒ぎになった数年です。日本はそれ以前バブルがはじけて、日銀はマイナス金利にし、なおかつ量的緩和、国債を銀行から買って銀行券を払う、つまりマネーを市中に流すことによってデフレから緩慢なインフレに代えることを画策したのですが、何か今一つはっきりしません。アメリカ、ヨーロッパ、イギリスもサブプライム問題から日本のやり方を真似ています。大手の銀行は倒せないということで、じゃぶじゃぶと資金を投入して債権を買い取ったのです。これで何とか1930年代の世界恐慌には至ることはありませんでした。しかしこれから先、先進校は中国のように二けたの経済成長はできなくなり、緩慢な成長にとどまります。日本は成長するよりか衰退しているようです。現在に至り、ウクライナの戦争で原材料が上がり、物価が値上がっています。アメリカでは金利を高くしインフレを止めようとしています。日本も物価高なのですが、金利も上げられなく円の価値が下がっています。金利を上げようにも借金が1千兆円もあるのですから、国債を償還しようとしたら国家破産をするのではないでしょうか。例の日本の得意技=先送りの技法を用い、水から茹であげられるカエルのように、気づいていたら死んでいたということになるかもしれません。
現在の円安は非難されています。かつては円安になると景気が良くなると言われていました。このように経済問題はその時々において同じ問題でも評価が違うようです。自国でお金を刷る国家はいくら借金をしても構わないのだという意見もあったように思います。デノミの時代ドンドンお金を溢れさせないと景気は上向かないという意見です。日本は世界で最も多くの借金を抱えている国です。それでも倒れないとこを見てアメリカも真似をしているようです。これが将来どうなるかは誰もわからないのです。ドルも円も金の裏打ちはありません。単なる紙切れです。みんなが信じているから通用するのです。日本の金持ちは円を売ってドルを買っています。円が紙くずだとわかっているのでしょう。我々大半の日本人はそのような才覚もないのですから、円をひたすら信じるほかありません。戦前にはひと財産あった預金が敗戦後たばこ代にもならなかったということがあったように、やがて政府は徳政令を出して政府の借金を棒引きにするのでしょう。一億円が百円くらいになるのであれば、今までの借金は微々たるものになります。こうなると財務省の財政健全化は正しいように思われます。でもこれも税金を上げるためだけの口実だという人もいます。経済は人間の欲が絡んでいるので複雑になっている。この本では盛んに身の丈の生活をすべきだと言っています。でもアメリカ人のあの太った体を見ると、我慢することが無理な国民ではないかと思われます。
バブルがはじけて銀行は生活保護をいっぱいにもらっても相変わらずエリートとして君臨しています。日本経済に流れる血だと自負しているのでしょう。給料もNHKと同じくらい高いのです。大手五行は難関大学の出で占められ、これらを釜ヶ崎の生活保護者と一緒にしてはいけません。何しろ日本経済を支えているのですから。銀行で出世する人はできる人ではありません。誰もから嫌われない人です。聖徳太子の時代から和を以て貴しとなすということで、身内の中だけは仲良くやって相手を非難しないことだそうです。これが大器と言われるのです。でもこれは一部だけであって、大方は50代前から子会社に出向させられます。給料は半分に落ちますが、気楽で、あまり働かないでもいいそうです。このようにいい環境なのに、銀行員のお父さんは自分の子供にだけは銀行員になってほしくないと言っています。どうも何か人に言えない何かがあるのでしょう。豊かな生活をしていても、充実を感じられない仕事では精神が荒廃するのかもしれません。高いワインを飲めようとも、毎日がむなしいのではそれすら苦い酒になるでしょう。