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もうおそいのですが、これから先後期高齢者として、これ以上悪くならないために参考のためこの本を手にしました。最初からガックリ来るような文章が載っています。
「病院に入院した患者は、75歳以上になると三人に一人、85歳以上になると二人に一人が入院した時よりも悪い状態で退院していることがわかりました」
後期高齢者になると、これ以上よくなることはなく、現状維持がせいぜいで、徐々に悪くなっていくのが相場のようです。私の場合は栄養失調ということで、食べなくてはいけません。少食は長生きのもとと信じていたのに裏切られたような気持ちです。料理を面倒くさいと思ったら少食の始まりです。年寄りになればなるほど、工夫して食べないといけません。
野菜はビタミンやミネラルの栄養素があるので食べないといけませんが、それ以上に野菜が持っている毒、つまり昆虫から身を守るため野菜自身が持っている毒、を食べることによって、人間の持っている免疫機能を活性化することになるので、食べる必要があるのです。少々の毒は薬になるということです。
日本海溝を見ると、東北から関東近くまで、日本国土は崖っぷちに建てられた建売住宅のようなものだとわかります。伊豆も富山湾も大陸棚などなく、絶壁のようになっています。海の水を除くと、日本列島は一万メートルの山脈です。日本沈没という言葉は一時はやりましたが、この地図を見ていると崖が崩れて日本海溝に日本の国土が流れ込んでいくということも非現実的ではないと言えません。長い年月には海が山になったり、山が海になったりしているので、日本国土もそのうち海の側に沈むでしょう。日本の国土を不沈空母だと言った政治家がいました。ウクライナ・ロシア戦争を見ると、ミサイル一発で機能不全になったように、空母を作っても意味がないのではないかと思われます。第二次世界大戦を見ても太平洋に日本の軍艦、空母、輸送船などが多く沈んでいます。一万メートル山脈の上に住んでいることを自覚し、火山の大爆発がないのを願い、原発が爆発しないことを願い、核爆弾がさく裂しないことを願い、つつましく生きていくほかありません。
14世紀の新田義貞、16世紀の織田信長、8世紀の桓武天皇、10世紀の定子、18世紀の徳川吉宗、19世紀の井伊直弼の事跡とその当時の気候とドッキングさせています。江戸時代から寒冷期になり、たびたび飢饉が起こっています。吉宗のときの享保の大飢饉では備蓄米を放出してコメの価格を下げています。小判の鋳造をし直して、金の含有量を少なくし、財政の立て直しをしています。大阪のコメ市場をみとめ、世界で最も早い株式市場のようなものができたのも吉宗の時代です。
織田信長が長篠の戦で勝てたのは、梅雨の晴れ間であったからだそうです。それが起こったのは、現代の暦では7月9日、梅雨明けは7月の後半ですから、梅雨の真っ盛りということになります。雨が降れば火縄銃は使い物になりません。それが梅雨の中休みだったことで勝利したのです。火縄銃の三段構えで、世界で最も斬新的な戦法を考え出しています。これ以降、「吾こそは・・・」と名乗りを上げて馬を駆って敵陣に突撃するのは無意味になりました。
桜田門外で井伊直弼が暗殺されたのは現代の暦では3月24日、積雪が9センチもあったそうです。そのために護衛の武士の刀は何かの袋に入れていて、すぐには使えないようになっていました。そのため18人の暗殺団に対して60人もの護衛団がすぐさま対応できなかったのです。おまけに暗殺団の一人が銃を持っていて、かごの中の井伊直弼の腰の部分にあたり、居合抜きの達人であった井伊直弼も何ら抵抗できなく、かごから引き出されて首を切られています。1995年警察長官が狙撃されましたが、犯人はいまだに捕まっていません。江戸時代なら捕まれば切腹もんです。
筆跡心理学もFBIのプロファイリングで利用されています。日本のこの技術のレベルは低いようで、冤罪や民事事件などで間違った筆跡鑑定をされて、困っている人が多いと書かれています。「酒鬼薔薇聖斗」事件でも、警察関係者ははじめ中年の変質者と考えていました。
新聞社に送った犯行声明と彼の日記を比較し、たとえ形が似ていなくても何らかの共通点が見いだせます。間違い漢字で同じ間違いをしているからです。「読」で、「ひとあし」部首を「こころ」=心にしています。英語の綴りでも schoolをShoollと書いています。犯行声明文など自分の書いた本来の文字と異なった文字のことを、筆跡学では「韜晦文字」と呼んでいます。形が似ていなくても、間違い漢字や、間の開け方、線の長さに共通点が見出されます。すべて誤魔化すというのは無理なのです。
「吉展ちゃん事件」では声紋学の権威が犯人像をぴったりと当てました。いまだに捕まっていない「グリコ森永事件」の脅迫テープで子供の声がありましたが、現在ではその子供も50歳くらいに達しているでしょう。犯行の主体の父親はもう死んでいるかもしれません。その子供たちは今何をしているのでしょうか?
霊が見えるという占い師は一度精神科を受診した方がいいでしょう。世の中不思議なことが一杯ですが、霊媒師の歴史を見ると、インチキだらけです。霊媒師もそれを頼る人も錯覚にとらわれています。ある面この錯覚なしにはつらい人生をやり過ごせないのかもしれません。悲惨な時期を過ごし、現実的なものから逃避し、神さんとか霊とかの非現実的なものに救いを見出すのでしょう。私のやり方はある種のブレインストーミングです。「希望」や「錯覚」に捉われた相談者、つまり自分の都合のいいことしか考えない人に対して、別の言葉で言えば自分に捉われている人に対して、タロットならタロットカードで、果たして現実はどうなのかを探っていく過程で、一人称から第三者の立場に至り、冷静に自分の現実を知るということに尽きます。ある面、夢も希望もない占いかもしれません。金運など、ただ一生懸命働けばいいだけです。